原弘アーカイヴ
原弘という開拓者が遺したドキュメントは、
日本のグラフィックデザインの歴史そのものである。
日本のグラフィック・デザインの確立に多大な功績を残したデザイナー・原弘は、1959年以来、特種東海製紙ファンシーペーパーの開発に携わるなど、弊社とは深い関わりを持っています。
そこで、氏の業績を永く後世に伝えることを目的に、没後に遺族より30,000点に及ぶ資料の寄贈を受け「原弘アーカイヴ」として保存・管理・運営に務めてまいりました。
このアーカイヴは、原弘自身が手がけた書籍やポスター約4,000点を中核として、スケッチや直筆原稿など周辺資料、国内外の古典的名著や名作ポスターの印刷物コレクションから構成され、日本グラフィック・デザインの歴史そのものといっても、過言ではありません。これらをさまざまなテーマに沿って随時取り上げ、定期的に紹介しています。
原 弘 -Hiromu Hara-
1903年長野県生まれ。東京府立工芸学校(現・都立工芸高校)卒業。戦前は日本工房、中央工房、東方社の設立に参加。
戦後は日本宣伝美術会中央委員、武蔵野美術大学教授、日本デザインセンター代表取締役社長などを歴任。生涯を通じて日本のグラフィック・デザイン界に与えた影響は大きい。
1986年没。
- 坂口 安吾「堕落論」の装幀
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銀座出版社
1947年
- ポスター「日本タイポグラフィ展」
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第9回日宣美展出品作
1959年