フロアマップ
オフィス・ゾーン
来館の際には最初にお立ち寄りください
ご歓談、おくつろぎいただくスペースと、スタッフのワーキングスペースです。Pam関連図書や企業情報資料等、特種東海製紙のアーカイブが常時閲覧できるようになっております。
ベーシック・ゾーン
製品でたどる特種東海製紙の歩み
A館、北棟1階にあるベーシック・ゾーンでは、創業以来製造してきた数千種の製品のなかから、約300件をアーカイヴとして保管・展示しています。
輸入紙に頼っていた特殊紙をなんとか国産化したいとの思いから開発してきた数々の特長ある製品を発売年に沿って並べることにより、会社の歩みをもご覧いただけるよう工夫を凝らしています。今では見られなくなった懐かしい用紙からは、紙が時代や社会と深い関わりをもって生まれてきたことが偲ばれます。
これらの紙を生み出してきた経験と技術の積み重ねの中には、特種東海製紙のものづくりの基本がしっかりと刻まれています。
PICK UP
トランプ用紙(1933年)
カードを切ったり、ゲーム中手荒な取扱いをしても、なか黒層の3層抄き合わせであるため四辺の端からはがれたり毛羽立ったりしません。常に平坦な姿勢を保ち乾燥や湿潤に合ってもカールしません。
レミントン統計カード(1938年)
コンピューターの情報処理インプット用パンチカード。コシが強くパンチ穴を正確に打ち抜くことができます。読み取り金属ブラシの摩擦を受けても変形せず、衝撃による紙層のくずれがありません。平成25年度に重要科学技術史資料に登録されました。
オリンピック入場券用紙(1963年)
オリンピックマークの透かしを抄きこんだ東京大会入場券用紙。 五輪が小さいので均一な紙面を得るのが難しく高級な透かしになっています。 白透かしの技術を工夫し階調的な表現を施しています。
テクニカル・ゾーン
紙の研究室 – 多様な技術と問題解決方法
紙づくりに欠かせない基本素材と紙づくりを支える技術をご紹介しています。 4台の大型モニタを設置し、最新のインタラクティブ技術を用いた解説システムを導入しております。ご興味と知識に応じて、製品と紙づくりの技術に関するコンテンツが展開します。
PICK UP
巨大見本帖
B2サイズの大きな見本帖をご用意しました。一枚一枚めくりながら個性ある紙の表情と手触りをお確かめ下さい。
タッチパネルテーブル
実際に製品サンプルを手に取ってテーブルに置くことで、大型ディスプレイ上の情報にアクセスできます。画面に触れると、さらに詳細な情報を引出すことができます。
クリエイティブ・ゾーン
紙の見本帖 – デザインの可能性
現在特種東海製紙が製造している主な紙、それらの紙から作られる製品、サンプルの数々をひと目でご覧いただけます。
棚には実際の活用例として各種製品、ポスターなどの参考事例が並び、実際に手にとって見ることができます。未来のプロダクトやデザインの手がかり、新しい紙のプロトタイプなど、さまざまな創造の可能性が生まれてくる、そんなスペースでありたいと願っています。
PICK UP
ファンシーペーパーマトリクス
現在製造しているファンシーペーパーが発売年の順に並び全てのカラーのラインナップをご確認いただくことができます。近寄って紙の表面に触れてみて下さい。
TANT見本150色
世界一ともいわれる豊富な色を揃えたTANTがずらりと並んでいます。わずかな色の違いを目で確認して下さい。
製品サンプル
書籍、ステーショナリー、菓子箱など当社製品の採用例を展示しています。皆様の身近なアイテムから特種東海製紙の紙づくりについてのご理解を深めて下さい。
エキシビション・ゾーン
紙を媒体とする表現と出合う
紙をキーワードに、特種東海製紙が所蔵する作品や資料を展示するスペースです。紙を媒体とするデザイン、印刷や加工技術などの情報を古い紙資料をもとに発信しています。私たちと紙との永い関わりと紙のもつ可能性について、新たな発見を続けていく場となることをめざしています。
またこのスペースは、時を経て貴重となった紙資料の劣化と保存の実験の場としての役割を担っています。
カンファレンス・ゾーン
会議・講演・研修スペース
さまざまな研究発表や講演が行われるとともに、新製品のプレゼンテーションや発表会、また研修のためにも使用される多目的スペースです。60人が収容可能なこの場所は、紙をめぐっての活発なコミュニケーションが交わされる場として活用されています。
ビー・カン マルチパーパス・ゾーン
紙やデザインに関連した企画展を開催
かつてテスト抄紙機が設置され、数々の試作品が制作されていました。B館は、当社が保有する紙関連資料の保管スペースと来館されたみなさまが紙に親しんでいただくための展示スペースに区分されています。Pamの開館にともない、リノベーションが行われましたが、5メートルの天井高や広さは当時のまま活かされています。改修の際に取り払われたコンクリートの壁は、南側庭園の石壁に再利用しました。
紙やデザインに関連した企画展など多彩な目的に応じて使用する、オープンなマルチパーパス・ゾーンとして活用していきます。