生誕100年記念② 原弘 全集・百科辞典の世界

会期
2003年11月17日~2004年4月23日
会場
Pam A館

戦後しばらくして次第に経済成長を遂げつつあった日本では、“全集物”“百科辞典”がブームになりました。経済的に豊かになりゆとりのある人々の間では「一揃え集める」ということがステータスとして捉えられたそうです。

原弘はブックデザイナーとして多くの全集・百科辞典を手掛けました。全集・百科辞典は全巻揃うまでに長いものだと10年近く掛かります。その装丁をするにあたり、原弘が心がけたことは「その時々の流行のスタイルを入れるのは避け、読者を飽きさせないデザインにする」ということでした。

23シリーズ展示。特種製紙製品のレザック66、レザック63、アングルカラーなども、展示品の随所に見ることができます。

生誕100年記念(2)原弘 全集・百科辞典の世界
会場写真