トップメッセージ

ユニークで存在感のある企業グループに~ Jump Forward To Next 10 ~

私たちは中堅メーカーだからこそ、小回りの利きの良さや意思決定のスピードの速さ、ニッチ分野でお客様のニーズにきめ細かくお応えできることなど多くの強みを持っています。経営理念である『ユニークで存在感のある企業集団として、社会と環境に貢献する』の下、これらの強みに磨きをかけ、企業競争力を高めオンリーワンカンパニーとしてステークホルダーの皆様に満足いただける会社を目指しています。

世界では持続可能な社会の実現に向けて動いています。
2030年をゴールとしたSDGs、2050年までのカーボンニュートラル、脱炭素社会への取り組みなど、国内・世界で経済も社会も大きな転換を見せています。
私たちはこれまで化石エネルギー起源のCO2排出量低減や環境と社会に配慮した木材原料の調達、24,430haに及ぶ静岡県北端、南アルプスにある井川社有林の保全など、地球環境負荷の低減に配慮した取り組みを行ってきました。

今後、当社グループでは主力事業である既存製品などの製紙事業全般で、経営環境は今後さらに厳しさを増すと思われますが、脱化石燃料・脱プラスチック等の社会的要請が紙製品の新たな需要を生む可能性もあると考えています。新製品・新技術の開発は私たちの生命線です。将来に指向する技術の頭文字を合わせて名づけたテーマ「NaSFA(ナスファ)(注)」に基づいた研究開発や投資を促進し、新製品・新技術においてもオンリーワンを目指していきます。もちろん、これまで培ってきた技術を応用した新しい用途の開発、例えば高機能を付加したパッケージなども今後注力する事業です。
さらに環境関連事業のように製紙以外の新たな事業領域にも取り組み、「環境」と「衛生」分野には経営資源を投入し、当社グループもサステナブルな企業集団を目指して参ります。

当社グループで働くすべての人たちが、労働災害やハラスメントなどに遭うことなく、働き甲斐をもって「明るく生き生き働ける会社」「誇りを持って働ける会社」「夢を持って働ける会社」「安全で安心して働ける会社」となることを目指し努力しています。

私たちが使用しているロゴマーク「TT」は特種製紙を創立した佐伯勝太郎工学博士が輸入紙の国産化を実現させた技術(Technology)と東海パルプを創業した大倉喜八郎男爵が大切にした信頼(Trust)が重なったものです。この「TT」が私たちのDNAであることを誇りに、皆様から信頼される『技術と品質の特種東海製紙』と認めていただけるよう、グループ全社員が一丸となって尽力し、独自性と独創性の高い、ユニークで存在感のある企業グループとして、持続可能な社会の実現に向けて全力で貢献させていただく所存です。

今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

特種東海製紙株式会社 代表取締役社長
松田裕司
  • (注)「NaSFA」は開発における次の4テーマの頭文字です。
    Na :
    Nano technology(ナノテクノロジーから拡がる新たな可能性)
    S :
    Security (偽造防止技術によるグローバル展開)
    F :
    Fusion (技術融合による新市場の創造)
    A :
    Art (新規加工技術による挑戦)