特種東海製紙グループでは、事業の原点である山林事業で培われた林業土木技術を核として、ウイスキー事業、観光事業など幅広い事業を展開しています。
井川社有林の自然資産を生かした様々な取組みにより新たなファン(需要)の裾野を広げ、企業価値向上を図って参ります。

十山株式会社 井川蒸溜所は、井川社有林内の大井川のほとりに建ち、蒸留所として日本一高い標高1,200mに位置します。この地が生み出す湧水や木材資源、冷涼な熟成環境を活かして南アルプスの恵みを宿したウイスキーづくりに邁進しています。
また、井川蒸溜所の脱炭素の取組みや副産物アップサイクルの取組みなどが評価され、2025年のエコプロアワード財務大臣賞を受賞しました。

十山株式会社では、井川社有林の自然資産の環境保全と利活用の好循環を目指し様々な活動を行っています。近年では、林業や観光に次ぐ森林の新しい価値として、井川社有林の一部の二酸化炭素吸収量がJクレジット認証を受けました。また、2030年までに陸と海の30%以上を保全しようという世界的な目標である30by30に共感し、井川社有林のほぼ全域を国内最大規模の自然共生サイトとして環境省に登録しています。
こうした取組みは、環境省の第13回グッドライフアワード実行委員会特別賞をはじめ国内外で評価されています。

株式会社特種東海フォレストは、林道工事で高めた技術力を生かし、国交省をはじめ、県、市などの公共工事とJR東海などの受注を主な柱とし、河川改修工事、国道橋梁工事などで高評価を頂いております。
地域の暮らしを支え、災害から守るという社会基盤整備と自然との調和を目指しつつ、近年ではデジタル技術を導入し、安全と効率化を意識した施工管理を実現しています。

株式会社特種東海フォレストは、井川山林の山林管理で永年培った技術を生かしながら、事業を発展させ、現在は公共事業の造成や植栽、街路樹の剪定や防除作業など、近隣地域に根差した農林緑化事業を行っております。
島田市より大井川河川敷や球場の施設管理業務を受注し、河川敷を利用したイベント運営など地元地域への貢献活動も積極的に行っております。
自然環境活用本部の事業は、当社グループの株式会社特種東海フォレストと十山株式会社が担っています。
特種東海フォレストは1979年に東海パルプ株式会社の山林事業部を分社化し、井川社有林の木材生産と森林管理事業で培った林業、土木技術を核として建築土木業へ柱を移しながら幅広い事業展開を行っています。
十山は2020年に特種東海製紙の南アルプス事業部を分社化し設立しました。井川地区に根差した企業としてウイスキー事業や地域との協働による観光事業の活性化、井川社有林の自然資産の保全と利活用を図っています。